★本日の注目 — エヌビディアCEOが最新AIサーバー“フル生産”宣言/ホルムズ海峡危機の衝撃はオイルショックを/イラン“停戦合意”後も資源価格高止まり。
ZAI・テクノロジー1
0622-M01ダイヤモンド6/19★13
フアンCEOが次世代サーバーのフル生産入りを宣言、サプライチェーンは現行比2倍・世界350工場規模に拡大。次世代ベラ・ルービンは推論5倍・コスト10分の1。
▶ 先読み増産要請はTSMC・SK・台湾150社超に波及。供給不足懸念が残るうちは関連装置・HBM・後工程銘柄に資金が向かいやすい。
Z地政学・安保2
0622-M11ダイヤモンド6/19★12
IEAは影響を「70年代の石油ショックやウクライナ侵略以上」と指摘。日本のエネルギー脆弱性を克服する3つの構造変化を提示。
▶ 先読み供給網の複線化・電化・備蓄強化が政策テーマに。エネルギー安全保障関連の投資が中期で拡大する公算。
0622-M12ダイヤモンド6/18★11
停戦合意後も資源価格は高止まり。中東貿易の縮小で日本のGDPが0.6%下振れする可能性を試算。
▶ 先読み資源高の粘着がインフレ・企業収益を圧迫。日銀の利上げ判断や輸入依存業種のコスト転嫁力が次の焦点。
Zマクロ経済1
0622-M18CNBC6/21★11
ウォーシュ新議長がFRBの運営・コミュニケーションを刷新。声明簡素化やAI・データ活用の強化など“ベルベットの手袋”の体制転換を進める。
▶ 先読み政策反応関数の不透明化で市場のボラが上昇しやすい。FRBの情報発信スタイル変化は金利・為替の予見性を左右する。
🎙️ 昼のポッドキャスト原稿(4記事)
リゼ:こんにちは。6月22日月曜日、本日昼の投資情報をお届けします。週明けは中央銀行と中東という二大テーマが相場の軸になっています。
フレン:こんにちは、リゼさん。まずはどこから見ていきましょう。
リゼ:いちばん大きいのはマクロです。日銀が16日の会合で政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げると決めました。中東発の原油高でインフレが加速するリスクに先回りした形で、国債買い入れの減額停止は2027年4月以降にずらしています。
フレン:1%台に乗せたのは久しぶりですね。次の焦点は何でしょう。
リゼ:中立金利を巡る市場との対話と、追加利上げの時期です。正常化が一段進んだぶん、長期金利は上を試しやすい。銀行や保険といった金利敏感セクターには追い風で、ここは中期で恩恵が出る業種として押さえておきたいところです。
フレン:アメリカ側はどうだったんですか。
リゼ:対照的に、FRBは17日に政策金利を3.5から3.75%で据え置きました。注目はウォーシュ新議長の初会合だったことです。声明文は大幅に短くなり、利下げに傾くという含みの文言が削除されました。年末の金利見通しの中央値は3.8%で、むしろ利上げも視野に入っています。
フレン:利下げ期待が後退した、と。
リゼ:その通りです。21日の記事ではウォーシュ体制を「ベルベットの手袋をはめた体制転換」と表現していて、運営や情報発信そのものを刷新しようとしています。政策の読みづらさが増すぶん、金利と為替のボラティリティは上がりやすい。実際、円は19日に1ドル161円台まで下落しました。日米金利差の拡大を意識した円売りです。日銀が利上げしても円安が続けば、輸入インフレが再燃しかねません。為替介入や追加利上げの思惑が次の変動材料になります。
フレン:その原油高の震源地、中東に話を移しましょうか。
リゼ:はい。米国がイランとの覚書14項目を公表しました。最終合意なら制裁解除と総額48兆円規模の復興を見込む内容で、ホルムズ海峡の通航も回復方向です。合意が前に進めば、原油に乗っている地政学プレミアムが剥落して資源価格は反落しやすい。ただ実行段階の不確実性は残るので、相場は高ボラが続くとみています。
フレン:それでも資源価格は高止まりしているんですよね。
リゼ:そこが要注意です。停戦後も価格は下がりきらず、中東貿易の縮小で日本のGDPが0.6%下振れする可能性も指摘されています。IEAはホルムズ危機の影響を70年代の石油ショック以上と評しました。裏を返せば、供給網の複線化、電化、備蓄強化といったエネルギー安全保障の投資が中期で膨らむということ。関連テーマは押さえておきたいです。
フレン:エネルギーつながりで、ほかに動きは。
リゼ:経産省が蓄電池産業の売上高を2035年に約5兆円へ、25年の3倍に増やす目標を出しました。AIデータセンターやロボットの電力需要が構造的な追い風です。系統用蓄電所や素材、EV連携が中長期の物色対象になります。
フレン:そのAI、足元はどうですか。
リゼ:勢いは健在です。エヌビディアのフアンCEOが次世代サーバーのフル生産入りを宣言し、TSMCや韓国SKに増産を要請しました。サプライチェーンは現行の2倍規模に拡大しています。供給不足の懸念が残るうちは、装置やHBM、後工程の関連銘柄に資金が向かいやすい。
フレン:一方で気になるニュースもあると。
リゼ:ええ、CNBCが20日に、エヌビディアやアマゾン、メタなどがデータセンター投資の資金を社債発行に頼り始めたと報じています。各社数百億ドル規模で、借入依存が進むぶん金利感応度が上がる。FRBがタカ派に傾く局面では、調達コスト上昇が投資ペースと株価の重しになりかねません。AI株を見るうえで債券市場から目を離せなくなってきました。
フレン:政策の話題もありましたよね。
リゼ:はい。トランプ大統領がアップルとインテルの米国内チップ設計・製造提携を表明し、インテル株は10%超上げました。米国製造回帰の象徴で、TSMC一極依存に変化の芽です。さらにG7ではAIの輸出規制を巡って保護主義が新たな火種になっています。AIが通商と安全保障の争点になり、各国の自前インフラ投資を後押しする可能性があります。
フレン:最後に、テーマ外で押さえておくべき材料は。
リゼ:ジャパネットHDがツインバードへのTOBを発表し、完全子会社化を目指します。中堅家電の再編が進めば、中小型株の再評価につながるか注目です。市場全体では日経平均が7連騰で最高値圏、半導体株がけん引しています。
フレン:金利上昇と過熱感のバランスが当面の分岐点になりそうですね。
リゼ:その通りです。気になった記事は、ダッシュボードから深掘りをご指定ください。本日もリゼがお届けしました。夜の配信もお楽しみに。
フレン:ありがとうございました。
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