LiZe
INVESTMENT NEWS
更新 2026-07-01 19:10 JST
次回 翌12:01
本日の注目 — 円相場、一時39年半ぶり162円台後半 日米金利差が重荷/AI需要が投資家の資産を押し上げ、原油は月間最大の下落。
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0701-N07日経7/1★12

円相場、一時39年半ぶり162円台後半 日米金利差が重荷

7/1の円相場は一時1ドル=162円77銭と約39年半ぶり安値。米利上げ観測に対し日銀は動きにくいとの見方から、日米金利差拡大を見込んだ円売りが継続。

▶ 先読み円安加速で為替介入・日銀の追加利上げ観測が再燃。輸入インフレ再加速なら7月会合が焦点に。

🎙️ 夜のポッドキャスト原稿(2記事)
リゼ:こんばんは。7月1日水曜日、本日夜の投資情報をお届けします。 フレン:こんばんは、リゼさん。今日はどんな一日でしたか。 リゼ:上半期の最終日らしく、二つの大きな流れがくっきり出た一日でした。ひとつはAI相場のさらなる広がり、もうひとつは原油の急落です。まずAIから。米国では小型株の指数ラッセル2000が年初来でおよそ22パーセント高と、1991年以来という歴史的な上半期になりました。 フレン:小型株がそんなに強いんですね。牽引役はどこですか。 リゼ:半導体です。半導体ETFは年初来で8割を超える上昇で、しかも主役がエヌビディア一社から広がっています。この四半期だけでインテル、マイクロン、AMDの三社の時価総額が合わせて2兆ドルも積み上がりました。これまで蚊帳の外だった銘柄にお金が回り始めた、いわゆる裾野の拡大です。 フレン:これは続くと見ていいんでしょうか。 リゼ:ここが下半期最大の注目点です。物色が一極集中から全体に広がると相場は息が長くなりやすい。一方で、AIのデータセンター投資は巨額の資金調達を伴うので、金利や債券利回りとの綱引きが強まります。AI株を見るときは債券市場も一緒に見る、という局面に入ってきました。 フレン:なるほど。もうひとつの原油はどうでしたか。 リゼ:こちらは対照的に大きく下げました。ブレント原油は6月に約21パーセント安と、2020年3月以来の月間下落率です。背景は中東で、米国とイランが6月17日に14項目の覚書で停戦に動いたこと。世界の石油輸送の2割が通るホルムズ海峡の供給不安が一気に後退しました。 フレン:原油安は経済にはプラスですよね。 リゼ:物価の面では追い風です。エネルギー安はインフレ鈍化につながり、中央銀行の利下げ余地を広げます。ただし資源株やエネルギー関連には逆風で、国際エネルギー機関は来年にかけての供給過剰も警告しています。地政学の面では油断は禁物で、6月26日にはオマン沖で貨物船が攻撃を受けました。停戦が定着すればリスクは剥がれていきますが、散発的な攻撃が続けば供給不安が再燃する、二方向のリスクが残ります。 フレン:足元の円相場も気になります。 リゼ:今日はここが一番の話題でした。円は一時1ドル162円台後半と、およそ39年半ぶりの安値をつけています。米国側で利上げ観測が高まる一方、日銀は動きにくいとの見方から、日米の金利差拡大を狙った円売りが続きました。 フレン:日銀はどう動きそうですか。 リゼ:市場では6月会合を経て、次の利上げは年内、という見方が9割近くまで強まっています。今日の円安の加速は、7月以降の追加利上げ観測をむしろ後押しする材料です。為替介入と利上げ、どちらのカードが先に切られるか。ここは今後数週間、最も目が離せないテーマです。 フレン:個別で気になった動きはありましたか。 リゼ:工作機械の牧野フライスです。NSSKからの買収価格引き上げ提案を事実と認めました。対抗提案や価格の上乗せが連鎖する展開は、TOBの先回り投資の好機になりやすく、工作機械セクター全体の再編思惑にも波及しそうです。 フレン:今日は相場の明暗がはっきりした日でしたね。 リゼ:ええ。AIは強く、原油は急落、そして円は安値更新。次に何が起こるかという視点では、金利と為替の綱引きが下半期のすべてのテーマを貫くと見ています。気になった記事は、ダッシュボードから深掘りをご指定ください。今夜もリゼがお届けしました。また明日お会いしましょう。おやすみなさい。 フレン:おやすみなさい。
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