LiZe
INVESTMENT NEWS
更新 2026-10-05 12:20 JST
次回 夜19:03
★本日の注目 — 米軍、英空軍基地から全爆撃機を撤収 テロ計画の疑いで 湾岸では/原油が反落、中東からの原油輸出回復とG7備蓄放出が供給を/日経平均株価、一時7万円台回復 米追加利上げ観測が後退。
昼の配信(10/5)
週間総集編(10/3)(10/5)

ZAI・テクノロジー3+選外2

1005-M01ダイヤモンド10/5★13

日立製作所とアンソロピックが提携、「米国AIの軍門に降った」と思う人が知らない事実

日立がアンソロピックと提携し鉄道・電力インフラを効率運用するAIシステムを共同開発。両社のAI人材で推進チームを立ち上げ100〜300人規模へ増強する。基盤モデルは米国勢に委ね、現場データとドメイン知識で勝つ構図。

▶ 先読み基盤モデルを自前で持たず「現場データ×米国モデル」で稼ぐ形が日本の標準解になる。NEC・日鉄ソリューションズに続く提携ラッシュで、受託IT各社の収益源がライセンス再販からデータ資産運用へ移る。

1005-M02日経ビジネス10/5★12

フィジカルAI開発のノエトラ社長「ガラケーの教訓生かす」 脱エヌビディアも

ソフトバンク・ホンダなど44社出資で発足した国産フィジカルAI基盤のノエトラ。丹波社長は2030年度メドのロボット制御AI開発で、国内専用規格に閉じた「ガラケー化」を避けると表明し、エヌビディア依存の低減にも言及した。

▶ 先読み経産省の1兆円級支援が動く以上、学習基盤の調達先がそのまま国策銘柄になる。脱エヌビディアが本気なら国内半導体・光部品・冷却の受注が動き、川崎重工など採用側の開示が次の確認材料。

1005-M03東洋経済10/5★11

米中AI覇権競争には軍事衝突のリスクが潜んでいた…このままでは「デジタル核兵器」の開発競争が始まりかねない

米中のAI開発競争が軍事領域に接続し、相互抑止の枠組みがないまま「デジタル核兵器」化する危険を論じる。先月の米政府によるOpenAI・アンソロピック調査と同じ、安全性規制が競争に追いつかない構図。

▶ 先読みAIが輸出管理品目から安全保障条約の対象へ格上げされる流れ。先端半導体・クラウドの対中規制が一段強まれば、中国売上比率の高い半導体製造装置株に再び規制リスクのディスカウントがかかる。

選外(このテーマの参考記事)
1005-M04
中国で登場した「背面でAIが使えるスマホ」、シャオミ最新機が提案する表画面に頼らない使い方
先読み — オンデバイスAIが差別化軸になれば、SoC・メモリの単価上昇が端末メーカーの原価を押し上げる。日本の部品勢には追い風。
東洋経済
1005-M05
東エレク---大幅反発、雇用統計受けた米ハイテク株の上昇に追随
先読み — AI需要そのものより金利の方向が半導体株の短期ドライバー。10月FOMCで据え置きが固まれば指数寄与度の高い半導体株が先に戻る。
ダイヤモンド

Zエネルギー・資源2+選外1

1005-M06CNBC10/5★14

【続報】原油が反落、中東からの原油輸出回復とG7備蓄放出が供給を押し上げ OPEC+は11月生産目標を据え置き

5日の原油はブレントが0.34%安の101.90ドル、WTIが0.68%安の90.49ドル。中東からの原油輸出増とG7の協調備蓄放出が供給不安を相殺した。OPEC+は11月の生産目標を据え置き、増産で穴埋めする姿勢を見せていない。

▶ 先読みOPEC+が動かないまま備蓄放出で値を抑える構図は在庫を食い潰す時間稼ぎ。湾岸のタンカー被弾が続けば備蓄効果が切れた局面で100ドル超に逆戻りし、日本ではLPガス・電力料金の上振れが先に表面化する。

1005-M07CNBC10/5★13

【続報】トランプ氏、韓国にアラスカLNG契約への署名を要求「さもなければ関税を上げるだけだ」

トランプ大統領が韓国にアラスカLNGプロジェクトへの参加署名を迫り、応じなければ関税を引き上げると公言した。李大統領が9月末に参加表明へブレーキをかけた経緯を、関税を梃子に押し切る構えへ切り替えた。

▶ 先読みエネルギー調達が関税交渉の担保として使われる前例になる。次は日本が同じ要求を受ける番で、アラスカLNGの引き取り義務と対米関税率がセットで議題化する。商社・電力の長期契約条件に直接影響する。

選外(このテーマの参考記事)
1005-M08
「石油化学事業は独立した形が最適」、半導体材料への集中急ぐレゾナックCFOが語るクラサス「Pスピンオフ」の狙い
先読み — 石化の構造的な赤字を切り離して半導体材料の純度を上げる動きは三菱ケミカル等にも波及する。スピンオフ後の親子両株の需給が短期の売買材料。
東洋経済

Z地政学・安保4+選外1

1005-M09CNBC10/4★15

【続報】米軍、英空軍基地から全爆撃機を撤収 テロ計画の疑いで 湾岸では新たなタンカーが被弾

米軍がテロ計画の情報を受け英フェアフォード基地からB-1など全爆撃機を撤収。並行して湾岸でタンカーが新たに攻撃され、イランは停戦条件を改めて提示した。英基地への攻撃にイランが関与したと英首相が言明した件の続きで、戦域が欧州側の後方基地に及んだ。

▶ 先読み後方基地が狙われる段階に入れば米国の打撃能力は分散配置へ移り、作戦テンポが落ちて戦争が長期化する。タンカー被弾が続く限り海上保険料と運賃が上がり、原油価格より先に物流コストとして日本の輸入物価に効く。

1005-M10日経10/5★13

【続報】ブラジル大統領選挙、決選投票へ 右派フラビオ・ボルソナロ氏が首位

4日投開票の第1回投票で、右派フラビオ・ボルソナロ上院議員が開票率98.7%時点で47.2%を得て首位。現職ルラ大統領との決選投票は10月25日。経済政策と外交路線が対照的な両氏の一騎打ちになる。

▶ 先読み過半に3ポイント足らずの首位で、決選は接戦。ウォール街は財政再建期待でブラジル資産を買う一方、ルラ勝利なら資源ナショナリズム色が戻る。鉄鉱石・大豆・原油の供給条件と新興国通貨のボラティリティが25日まで高止まりする。

1005-M11CNBC10/5★12

日本企業の中国撤退が歴史的ペース、高市首相の台湾発言が引き金に「歓迎されず、安全でない」

高市首相の台湾関連発言後、中国の対日姿勢が硬化し、日本企業の中国撤退が歴史的な速さで進んでいると報じられた。駐在員の安全と事業継続への不安が撤退判断を加速させている。

▶ 先読み撤退は一度決めると戻せない固定費の付け替えで、短期は減損、中期は東南アジア・インドの設備投資として現れる。中国売上比率の高い消費財・自動車部品に減損リスク、ASEAN展開を持つ商社・物流に受注機会。

1005-M12東洋経済10/5★11

〈特別対談〉アメリカは「ロシア支援国」に最大100%関税も…中間選挙で民主党勝利ならトランプ外交に一段の圧力も

米国がロシア支援国に最大100%の二次関税を課す選択肢を論じる対談。中間選挙で民主党が勝てばトランプ外交への議会側の圧力が強まり、対露・対中政策の予見性がさらに下がると指摘する。

▶ 先読み二次関税は中国・インドの原油輸入経路を直撃する設計で、発動すれば原油の実需が制度的に歪む。中間選挙の議席見通しが、関税政策の継続性を測る最良の先行指標になる。

選外(このテーマの参考記事)
1005-M13
「消費者の反乱」と「忘れられた人々の再来」が共和党を苦しめる…アメリカ中間選挙の見通しとポストトランプの胎動
先読み — どちらが勝っても財政支出圧力は残る。長期金利の上方バイアスは選挙結果に関係なく継続する前提で見るべき。
東洋経済

Zマクロ経済3+選外2

1005-M14日経10/5★14

日経平均株価、一時7万円台回復 米追加利上げ観測が後退

5日の日経平均は大幅反発し、7月1日以来3カ月ぶりに一時7万円台を回復。先週末の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回り失業率も上昇したため、10月の米追加利上げ観測が大きく後退した。米長期金利は5.2%台で高止まり。

▶ 先読み上昇の理由が業績でなく「利上げが来ない」観測である点が弱い。長期金利5%台が続くなら株高は金利据え置き期待の賞味期限に依存し、10月FOMCでタカ派文言が残れば7万円台は定着しない。

1005-M15CNBC10/5★13

【続報】米国債利回りの急騰は「財政の終末」を意味しない——今のところは

10年債利回りが2007年以来、30年債が2004年以来の水準に達し、財政不安が意識されている。ただ現状は財政危機ではなくインフレ継続と追加利上げ観測を織り込んだ動きで、入札需給も崩れていないとの整理。

▶ 先読み危機の判定線は「株と国債が同時に売られる日」。いま続いているデカップリング(株高・債券安)が崩れた瞬間に、金利上昇が株価にとって悪材料へ反転する。入札の応札倍率と期間プレミアムが先行サイン。

1005-M16CNBC10/4★11

トランプ氏、5000ドルの小切手支給を改めて公約 中間選挙前に少額給付も実施

トランプ大統領が1人5000ドルの小切手支給を改めて公約し、中間選挙を前に先行して少額の現金給付を実施した。財源は関税収入を充てる構想で、規模が確定すれば大規模な追加需要となる。

▶ 先読み選挙前の現金給付はインフレ再加速とFRBの追加利上げを同時に呼ぶ組み合わせ。小切手の法案化が進むほど長期金利に上乗せ圧力がかかり、M15の「財政不安」シナリオを現実に近づける。

選外(このテーマの参考記事)
1005-M17
証券業界で熱帯びる「こども」争奪戦…27年開始の「こどもNISA」に照準、将来の顧客基盤拡大へ
先読み — 口座獲得コストが先行し収益貢献は数年後。ネット証券の販促費増が短期の利益率を押し下げる。
東洋経済
1005-M18
投資ファンドに逆風!相次ぐガバナンス文書で追い詰められる「資本市場のキープレーヤー」、成長投資重視へ政策転換
先読み — 物言う株主の要求が通りにくくなれば、低PBR銘柄の還元期待プレミアムが剥落する。綜研化学の買収防衛策のような事例が増えるかが試金石。
東洋経済

Z仮想通貨・デジタル資産5+選外2

1005-M19CoinDesk10/5★13

【続報】ビットコイン、一時8万7000ドル突破──米雇用統計の低迷で利上げ観測が後退

米雇用統計の下振れで追加利上げ観測が後退し、ビットコインが一時8万7000ドルを突破。8万5000ドルの分岐点を上抜け、株式・金利と同じ材料で動く展開が続いている。

▶ 先読み金利観測だけで上げた水準は、FOMCがタカ派に振れれば同じ速さで戻される。自律的な買い手が入っているかは現物出来高とETF資金流入で確認するしかなく、出来高が3年ぶり低水準から回復しきっていない点が弱点。

1005-M20CoinPost10/5★12

S&P、DeFi融資ボールトのリスク評価手法を発表 市場規模は2年で6.7倍

S&Pグローバルがオンチェーンの融資ボールトを評価する手法を公表。対象市場は2年で6.7倍に拡大しており、格付け会社の枠組みが初めてDeFi貸出に当てられる。

▶ 先読み格付けが付けばDeFi貸出は機関投資家の投資可能資産に入り、資金性格が投機から運用へ変わる。同日のBase上ボールト流出のような事故が評価手法の最初の試験になる。

1005-M21CoinPost10/5★11

日本政府、対露追加制裁 仮想通貨取引所ガランテックスなどが対象

日本政府が対ロシア追加制裁を決定し、仮想通貨取引所ガランテックスなどを対象に加えた。制裁回避の決済経路としての暗号資産に日本が名指しで対応した。

▶ 先読み制裁リストが暗号資産事業者に及ぶほど、国内取引所のトラベルルール対応と審査コストが上がる。M12の二次関税論と同じく、金融制裁が「資産」から「経路」へ対象を移す流れが続く。

1005-M22CoinDesk10/5★11

米地域銀行団体ICBA、暗号資産企業への信託銀行免許巡りOCCを提訴

米地域銀行の業界団体ICBAが、暗号資産企業への信託銀行免許付与をめぐりOCCを提訴した。既存銀行が新規参入を司法で止めに行く段階に入った。

▶ 先読み判決まで免許取得組の事業計画が止まり、ステーブルコイン発行や保管事業の立ち上げが遅れる。銀行業界の抵抗が強いほど、暗号資産側は提携(BNYとクラーケン親会社の協議など)で既存免許を借りる戦略に寄る。

1005-M23CoinDesk10/5★10

BNBチェーンのトークン化株式・ETF、初の10億ドル突破

BNBチェーン上のトークン化株式・ETFの残高が初めて10億ドルを超えた。伝統資産をオンチェーンで持つ需要が実額で立ち上がってきた。

▶ 先読みトークン化株式が増えるほど、米国市場の23時間取引構想と合わせて「株の取引時間」という概念が溶ける。証券会社の収益モデルと国内の金商法改正議論に跳ね返る。

選外(このテーマの参考記事)
1005-M24
ビットコイン長期保有者、弱気相場でも含み益維持 2015年以降初=グラスノード
先読み — 長期保有者の損益分岐が下にあるなら下落時の降参売りが出にくく、下値は固い。ただし上昇の推進力にはならない。
CoinPost
1005-M25
Base上のボールトから約600万ドル流出 運営元は不明
先読み — S&Pの評価手法が出た同日の事故で、無名ボールトへの資金流入が止まる。選別が進み大手プロトコルへの集中が強まる。
CoinPost

Z注目(テーマ外)4

1005-M26ダイヤモンド10/5★13

デンソー「プラグ事業1800億円売却」が破談!経営中枢で起きた大異変、密かに発足した少数幹部限定の「羅針盤チーム」とは

デンソーが日本特殊陶業へ売却する予定だったスパークプラグ事業(1800億円超)の譲渡が白紙に。70年近い歴史を持つ事業の切り出しが止まり、社内では少数幹部限定の「羅針盤チーム」が発足、経営幹部の役割も入れ替わった。

▶ 先読みポートフォリオ改革の後退は、ローム買収で膨らむ資金需要の原資を失うことと同義。半導体売上1兆円計画の資金計画が揺らぎ、パワー半導体再編の主導権が東芝・三菱電機側に傾く可能性が出る。

1005-M27CNBC10/4★11

米最高裁アリート判事、上院の勢力図が懸かる中で引退を「考えた」と発言

米最高裁のアリート判事が引退を「考えた」と述べた。中間選挙で上院の多数派が動く可能性があるなかでの発言で、後任指名の時期が政治日程に直結する。

▶ 先読み共和党が上院を握っている間に引退すれば保守多数が長期固定される。関税の合憲性や規制権限をめぐる訴訟の行方に関わり、政策リスクのプライシングに効く。

1005-M28ダイヤモンド10/5★10

インフロニアHD---大幅続落、公募増資発表による希薄化を嫌気

インフロニアHDが公募増資などで1472億円余を調達すると発表し、希薄化を嫌気して大幅続落した。日経平均が7万円台を回復した地合いのなかでの逆行安。

▶ 先読み株高局面でのエクイティ調達が増える典型例。指数が戻るほど他の建設・インフラ企業も増資に動きやすく、希薄化リスクのスクリーニングが必要になる。

1005-M29ダイヤモンド10/5★10

IDECが上場来高値更新、27年3月期業績予想を上方修正

IDECが2027年3月期の業績予想を上方修正し、上場来高値を更新した。3月期企業の第2四半期決算シーズン入りを前に、上方修正の先取り買いが動き始めている。

▶ 先読み本格的な決算発表は10月下旬以降。進捗率の高い制御機器・FA関連から上方修正が連鎖する展開が見込まれ、ここが今月の主戦場になる。

Zテーマ外選外2

1005-M30
テレビ朝日は580億円の「箱」に賭ける、TBSは300億円の投資枠…キー局がIP競争で打った巨額の勝負手
先読み — 回収期間が10年超の投資で、金利上昇局面では資本コストが先に重くなる。減価償却の立ち上がりで数年は利益を圧迫する。
東洋経済
1005-M31
〈キーマンが辞任〉伊藤ハムがあえて挑む「低価格戦略」の中身…値上げラッシュの食肉業界と「300億円新工場」の使命
先読み — 値上げ疲れした消費者の反応を測る実験になる。成功すれば食品各社の価格戦略が転換し、インフレの持続性を占う手がかりになる。
東洋経済
🎙️ 昼のポッドキャスト原稿(21記事)
リゼ:こんにちは。10月5日月曜日、本日昼の投資ニュースをお届けします。進行役のリゼです。 フレン:こんにちは、リゼさん。本日はフレンがお相手します。早速、今日の注目から教えてください。 リゼ:まず相場です。本日の日経平均株価は大幅に反発し、7月1日以来、3カ月ぶりに一時7万円台を回復しました。きっかけは先週末の米雇用統計です。雇用者数の伸びが市場予想を下回り、失業率も上昇したため、10月の米追加利上げ観測が大きく後退しました。 フレン:業績ではなく、金利の見通しが変わったことが理由ということですね。 リゼ:そこが今日の相場の弱点です。米国の長期金利は依然として5.2%台で高止まりしています。CNBCは、10年債利回りが2007年以来の水準に達した一方、現状はまだ財政危機ではなく、インフレの継続を織り込んだ動きだと整理しています。危機の判定線は、株と債券が同時に売られる日です。今は株高・債券安という切り離しが続いていますが、これが崩れた瞬間に、金利上昇は株価にとって明確な悪材料へ反転します。 フレン:注意しておくべき材料はありますか。 リゼ:トランプ大統領が一人5000ドルの小切手支給を改めて公約し、中間選挙を前に少額の現金給付を始めました。財源は関税収入を充てる構想ですが、選挙前の現金給付はインフレの再加速と追加利上げを同時に呼ぶ組み合わせです。法案化が進むほど、長期金利に上乗せ圧力がかかります。 フレン:地政学のほうはいかがでしょうか。 リゼ:中東が新しい段階に入りました。米軍が、テロ計画の情報を受けて英国の空軍基地からB-1など全ての爆撃機を撤収させました。先月末には、この基地への攻撃にイランが関与したと英首相が言明しています。並行して湾岸では新たにタンカーが被弾しました。後方基地が狙われる段階に入れば、米国は打撃能力を分散配置せざるを得ず、作戦のテンポが落ちて戦争は長期化します。 フレン:原油価格への影響が気になります。 リゼ:本日の原油は反落し、ブレントは1バレル101.90ドル、WTIは90.49ドルでした。中東からの輸出回復とG7の協調備蓄放出が供給不安を相殺した形です。ただOPECプラスは11月の生産目標を据え置いています。備蓄放出で値を抑える構図は在庫を食い潰す時間稼ぎですから、攻撃が続けば備蓄の効果が切れた局面で100ドル超に逆戻りします。日本では、電力やLPガスの料金として先に表面化します。 フレン:政治日程では、ブラジルの選挙が動きましたね。 リゼ:4日投開票の大統領選第1回投票で、右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が47.2%を得て首位に立ち、現職ルラ大統領との決選投票が25日に行われます。過半に3ポイント足らずの接戦です。ルラ氏が勝てば資源ナショナリズムの色が戻りますので、鉄鉱石や大豆の供給条件と新興国通貨の変動は、25日まで高止まりするとみています。 フレン:AIの分野では、大きな提携があったと伺いました。 リゼ:日立製作所が米アンソロピックと提携しました。鉄道や電力といった社会インフラを効率運用するAIシステムを共同開発し、推進チームを100人から300人規模へ増やす計画です。基盤モデルは米国勢に委ね、現場データとドメイン知識で稼ぐ構図で、NECや日鉄ソリューションズに続く流れです。一方、44社が出資する国産フィジカルAI基盤のノエトラは、脱エヌビディアに言及しました。経済産業省などが1兆円規模を支援しますので、学習基盤の調達先がそのまま国策銘柄になります。 フレン:中国との関係では、企業側に変化が出ているのでしょうか。 リゼ:CNBCは、高市首相の台湾関連発言のあと中国の対日姿勢が硬化し、日本企業の中国撤退が歴史的な速さで進んでいると報じました。撤退は戻せない固定費の付け替えで、短期では減損、中期では東南アジアやインドの設備投資として表れます。あわせてトランプ大統領は、韓国にアラスカLNG契約への署名を迫り、応じなければ関税を上げると公言しました。エネルギー調達が関税交渉の担保に使われる前例で、次は日本が同じ要求を受ける番です。 フレン:暗号資産の動きも教えてください。 リゼ:ビットコインは一時8万7000ドルを突破しました。株や金利と同じ、利上げ観測の後退という材料で動いていますので、FOMCがタカ派に振れれば同じ速さで戻されます。制度面では、S&Pグローバルがオンチェーン融資ボールトの評価手法を公表しました。格付けが付けばDeFi貸出は機関投資家の投資可能資産に入り、資金の性格が投機から運用へ変わります。 フレン:最後に、国内企業で押さえておくべきニュースはありますか。 リゼ:デンソーです。日本特殊陶業へ売却する予定だったスパークプラグ事業、1800億円超の譲渡が白紙になりました。ポートフォリオ改革の後退は、ローム買収で膨らむ資金需要の原資を失うことと同義です。パワー半導体再編の主導権が動く可能性があり、注視いたします。 リゼ:本日はここまでです。記事の一覧と詳細は、ダッシュボードからご確認ください。金利の見通しひとつで7万円が戻る相場ですから、足元の株高は理由を確かめながら受け取るのが賢明です。リゼがお届けしました。 フレン:ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
コピーしました