★本日の注目 — 「AI競争でグーグルが劣勢」/中国半導体企業、上場前に「中国最も価値ある企業」/ブレント原油98ドル突破。
ZAI・テクノロジー2
0723-N01東洋経済7/23★0
ジェミニ3.5プロのリリース延期でグーグルのAI劣勢論が広がる中、ピチャイCEOが決算受けて反論し巻き返しを強調。
▶ 先読みモデル投入の遅れが続けば、資本支出拡大に見合う成果を問う市場の目線が一段と厳しくなる。
0723-N02CNBC7/23★0
上場を控えた中国の半導体企業が非公式市場で中国最大級の時価総額を付け、国産チップ期待の過熱が鮮明に。
▶ 先読み米国の対中半導体規制が続く中、国産化バブルの膨張は将来の需給と株価の急変リスクを高める。
Zエネルギー・資源1
0723-N03CNBC7/23★0
フーシ派が海上封鎖違反を理由にサウジのタンカー「Encelia」「Layla」を攻撃、ブレントは4.6%高の98.44ドルと5月来高値。ルビオ氏はイランに和平の意思なしと発言。
▶ 先読みバブ・エル・マンデブ迂回が7隻に拡大し供給網の混乱が長期化すれば、インフレ再燃とFRB利上げ観測をさらに押し上げる。
Z地政学・安保2
0723-N04東洋経済7/23★0
中国の輸出規制でタングステン供給が逼迫し価格が急騰、日本企業は米国からの再生材調達やリサイクル拡充を迫られている。
▶ 先読み重要鉱物の対中依存是正は超硬工具・防衛関連のコスト増につながり、供給網再編の恩恵を受ける三菱マテリアル等に資金が向かう。
0723-N05東洋経済7/23★0
中国がデジタル人民元を軸に多国間決済システムなど人民元の国際化インフラ整備を加速している実態を分析。
▶ 先読みドル基軸への長期的な挑戦は、制裁回避や貿易決済の分断を通じて為替・金利・資源取引の地政学プレミアムを高める。
Zマクロ経済3
0723-N06東洋経済7/23★0
高市政権が8月の減税断行を掲げる一方、骨太方針の迷走と支持率低下で退陣観測が党内に広がる。
▶ 先読み政局不安が積極財政の持続性への疑念を強め、超長期金利上昇と円安圧力を通じて日本国債・株式のボラティリティを高める。
0723-N07東洋経済7/23★0
元ブラックロックのヘッジファンド経営者が、金融抑圧下で円安が163円で止まらずさらに進むと警告。
▶ 先読み財政拡大と利上げ抑制が続けば実質金利低下で円売りが加速し、輸入インフレと日銀の政策対応が次の焦点になる。
0723-N08日経7/23★0
23日の東京市場は日経平均が307円高と反発、レーザーテック等のAI・半導体関連や銀行株が買われた。
▶ 先読みハイパースケーラーの投資拡大が半導体設備需要の追い風となる一方、金利上昇局面では選別色が強まる。
Z注目(テーマ外)3
0723-N09CNBC7/23★0
ウニクレディトは4〜6月に純利益29億ユーロと過去最高、コメルツ銀出資を48%へ引き上げ第4四半期の買収完了に含みを持たせた。
▶ 先読み欧州銀行の国境を越えた再編が現実味を帯び、統合期待は他の域内銀行株の再評価とM&A連鎖を促す。
0723-N10CNBC7/23★0
バーナム新政権の「新経済モデル」を巡り、公益株や住宅建設株で空売り、政策受益銘柄で買いとヘッジファンドが両建てを仕掛ける。
▶ 先読み政策の勝ち組・負け組が鮮明になるほどUK株のセクター内分散が拡大し、ギルト・ポンドの変動と連動して波及する。
0723-N11CNBC7/23★0
銀は週末比6.3%高の59.47ドル、金は2.4%高の4119ドルと反発したが、BofAやUBSは押し目買いにすぎず調整長期化を警戒。
▶ 先読み「戦争の霧」が晴れるまで方向感は乏しく、産業用途を持つ銀が相対的に底堅さを示すかが分岐点になる。
🎙️ 夜のポッドキャスト原稿(11記事)
リゼ:こんばんは。7月23日木曜日、本日夜の投資ニュースをお届けします。解説はリゼが担当します。
トロちゃん:こんばんは、リゼさん。本日はトロちゃんがお相手します。一日の動きを総括していきましょう。まずはどこからでしょうか。
リゼ:はい、今夜の最大の焦点は原油です。フーシ派が海上封鎖違反を理由に、サウジ籍のタンカー2隻をドローンとミサイルで攻撃しました。これを受けてブレント原油は4.6パーセント高の1バレル98ドル台と、5月以来の高値をつけています。ルビオ国務長官も「イランに和平の意思はない」と述べ、緊張は一段と高まりました。
トロちゃん:98ドルというのは、かなりの水準ですね。
リゼ:そうですね。すでに7隻がバブ・エル・マンデブ海峡の通航を回避しており、供給網の混乱が長期化する兆しがあります。ここから読み取るべきは、エネルギー価格の高止まりがインフレを再燃させ、FRBの利上げ観測をさらに押し上げるという連鎖です。実際、市場が織り込む今月の利上げ確率は一週間で1割から3割超へ跳ね上がっています。中東情勢は、もはや地政学ではなく金利の問題として見る局面に入りました。
トロちゃん:金利を通じて世界の株式にも効いてくるわけですね。続いてAIはいかがでしょうか。
リゼ:はい。アルファベットのピチャイCEOが、「AI競争でグーグルは劣勢」との見方に反論しました。次期モデル、ジェミニ3.5プロのリリースは延期されたものの、決算を受けて巻き返しを強調した形です。ただ市場はむしろ、2000億ドルを超える設備投資に成果が見合うのかを警戒しています。モデル投入の遅れが続けば、投資拡大への視線は一段と厳しくなるでしょう。
トロちゃん:投資の額が大きいだけに、成果が問われるということですね。
リゼ:その通りです。もう一つAI関連で、中国では上場を控えた半導体企業が、非公式市場で「中国で最も価値ある企業」と値付けされました。米国の対中規制が続くなか、国産チップ期待が過熱している象徴です。国産化バブルの膨張は、将来の需給と株価の急変リスクを高める点に注意が必要です。
トロちゃん:地政学のテーマにもつながっていきそうですね。
リゼ:ええ。まさにその中国リスクが、鉱物の面でも表面化しています。中国の対日タングステン輸出規制で需給が逼迫し、価格が急騰しています。日本企業は米国からの再生材調達やリサイクル拡充に追われています。対中依存の是正はコスト増を伴いますが、供給網再編の恩恵を受ける三菱マテリアルなどには資金が向かいやすい構図です。さらに中国は、デジタル人民元を軸に多国間決済インフラの整備を加速しており、ドル基軸への長期的な挑戦も進んでいます。
トロちゃん:足元の資源から通貨秩序まで、中国の動きは多層的ですね。国内のマクロはいかがでしょう。
リゼ:はい。高市政権を巡る話題が続いています。8月の減税断行を掲げる一方で、骨太方針の迷走と支持率低下を背景に、党内で退陣シナリオが急浮上しています。政局の不安は積極財政の持続性への疑念を強めます。実際、元ブラックロックのヘッジファンド経営者は「高市円安は163円では止まらない」と警告しました。財政拡大と利上げ抑制が続けば、実質金利の低下から円売りが加速しかねません。もっとも本日の東京市場は、AI・半導体関連の復調で日経平均が307円高と反発しています。
トロちゃん:円安と株高が同居する、難しい相場ですね。海外の注目材料も伺えますか。
リゼ:はい。欧州では、イタリアのウニクレディトが4〜6月に過去最高益を計上し、ドイツのコメルツ銀行への出資を48パーセントへ引き上げました。CEOは完全買収を「第4四半期にも」と示唆しており、国境を越えた欧州銀行再編が現実味を帯びています。統合期待は他の域内銀行株の再評価やM&Aの連鎖を促すでしょう。英国では、バーナム新首相の「新経済モデル」を巡り、ヘッジファンドが公益株を空売りし政策受益銘柄を買う両建てを仕掛けています。
トロちゃん:政策次第で勝ち組と負け組が分かれるわけですね。
リゼ:そうですね。商品市場では、金と銀が反発しました。銀は週末比6.3パーセント高の59ドル台です。ただバンク・オブ・アメリカやUBSは、これを押し目買いにすぎないと見ており、持続的な上昇には懐疑的です。産業用途を持つ銀が相対的に底堅さを示すかが、今後の分岐点になります。最後に、サービスナウのCEOが、暴走AIを止める「キルスイッチ」を武器に、エージェント時代でも自社の役割は残ると強調しました。AIの制御・ガバナンスという領域が、新たな投資テーマとして立ち上がりつつあります。
トロちゃん:守りのAIにも商機がある、という視点は新鮮ですね。
リゼ:本日は以上です。詳細は各記事とダッシュボードでご確認ください。原油と金利の連鎖、そして中国リスクの多層化に注目しながら、明日の動きを見てまいりましょう。それでは、また次回お会いしましょう。リゼがお伝えしました。
トロちゃん:ありがとうございました。トロちゃんでした。おやすみなさい。
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