★本日の注目 — エヌビディアCEOが最新AIサーバー“フル生産”宣言/東証大引け 日経平均は反落 半導体に売り、TOPIXは続伸/カカクコム、EQTにTOB価格上げ協議要請 LINEヤフーの。
ZAI・テクノロジー2+選外2
0702-N01日経7/2★10
2日の東京市場は日経平均が反落、上半期に急騰した半導体株に利益確定売りが出る一方、TOPIXは続伸し物色は非AIセクターへ広がった。
▶ 先読み半導体一極相場から出遅れセクターへの資金ローテーションが続くか、来週の米雇用統計と日米金利動向が試金石。
0702-N04ダイヤモンド★11
次世代AIサーバーのフル生産をCEOが宣言し、TSMCやSKハイニックスへ増産要請。サプライチェーン巨大化でもなお供給不足が懸念される。
▶ 先読みベラ・ルービン世代の立ち上げでHBM・先端パッケージング(CoWoS)の逼迫が再燃へ。TSMC・SK・日本の素材装置各社の受注動向が先行指標。
選外(このテーマの参考記事)
Z地政学・安保1
0702-N09CNBC7/2★9
USMCA見直し期限通過を受け市場は北米通商の不確実性を再点検。金相場は相互関税のインフレ影響を警戒し底堅い。
▶ 先読み関税インフレ懸念はFRBの利下げ余地を狭める方向。通商ヘッドラインで金・ドル・自動車株が振れやすい局面が続く。
Zマクロ経済0+選外1
選外(このテーマの参考記事)
Z注目(テーマ外)1
0702-N16日経7/2★10
カカクコムは2日、LINEヤフーが法的拘束力ある買収計画(最大3500円、EQT案3000円を17%上回る)を提案したことを受け、EQTにTOB価格引き上げ協議を要請と発表。
▶ 先読み買収合戦の様相で株価は上値提案に収斂へ。EQTの対抗値上げ有無と、日本のM&A価格規律全体への波及(同種案件の価格上振れ期待)に注目。
🎙️ 夜のポッドキャスト原稿(4記事)
リゼ:こんばんは。7月2日木曜日、本日夜の投資情報をお届けします。
フレン:こんばんは、リゼさん。今日はどんな1日でしたか。
リゼ:一言でいえば「円安と金利の日」でした。昨日の東京市場で円は一時1ドル162円84銭と、およそ39年半ぶりの安値を更新しました。ニューヨークでは162円台半ばで横ばいでしたが、163円が目前に迫り、政府・日銀の円買い介入への警戒はいよいよ最高潮です。輸入インフレを通じて家計や内需企業への逆風も強まるだけに、政策側がいつまで静観できるかが問われる水準に来ています。
フレン:39年半ぶりですか。介入は本当にあるんでしょうか。
リゼ:可能性は高まっていますが、実需の円売りが強いので介入だけでは流れは変わりにくい。むしろ注目は日銀です。長期金利は昨日一時2.72パーセントまで上昇し、円安インフレへの対応が後手に回っているという見方が債券市場で強まっています。介入が先か、利上げ観測の前倒しが先か。これが7月最大の焦点で、金利先高なら銀行・保険株に追い風、高PERのグロース株や不動産には逆風です。
フレン:アメリカ側の材料はどうでしたか。
リゼ:ウォーシュFRB議長がECBフォーラムで発言し、日経は「インフレリスクは低下した」と伝えた一方、CNBCは「物価はなお高すぎる」と述べ7月会合の判断は示唆しなかったと報じています。発言の受け止めが割れていて、市場がFRBを読み違えるリスクがある。ドル円が発言ひとつで大きく振れる地合いが続きます。加えて6月のADP雇用は9万8000人増と予想を下回り、労働市場の減速がにじみました。週内の雇用統計が弱ければ利下げ観測の復活でドル安・株高への反転もあり得ます。
フレン:株式市場はどう動きましたか。
リゼ:今日の東京市場は日経平均が反落した一方、TOPIXは続伸しました。上半期に急騰した半導体株に利益確定売りが出て、資金が出遅れセクターへ回り始めた形です。米国でも同じ構図で、小型株指数ラッセル2000は年初来22パーセント高と1991年以来最良の上半期でした。AI相場が大型株から裾野へ広がるのは健全化のサインですが、過熱した小型半導体株は調整時の下げも大きくなる点に注意です。
フレン:AIそのものの動きはありましたか。
リゼ:供給側で二つ。エヌビディアのCEOが最新AIサーバーのフル生産を宣言し、TSMCや韓国SKハイニックスに増産を要請しました。次世代品の立ち上げでHBMや先端パッケージングの逼迫が再燃しそうで、日本の素材・装置各社の受注が先行指標になります。もう一つは、豪州の新興企業ファーマスがエヌビディアと組んでインドネシアにGPU17万基、360メガワット級のAIデータセンターを建設すると発表しました。稼働は2027年から28年の予定です。AIインフラ投資が東南アジアへ本格波及する流れで、電力や冷却、建設関連の商機が広がる一方、アジアの電力需給の逼迫という新しい制約も意識しておきたいところです。
フレン:地政学の方はいかがでしょう。
リゼ:北米の自由貿易協定USMCAが7月1日に初の共同見直し期限を迎えました。トランプ政権は更新に難色を示しており、拒否となれば失効へのカウントダウンが始まります。北米に生産網を持つ日本の自動車・部品各社には再編コストの顕在化リスクで、関税インフレ懸念はFRBの利下げ余地も狭めます。通商ヘッドラインで金やドル、自動車株が振れやすい局面です。
フレン:最後に、個別で大きな話はありましたか。
リゼ:カカクコムを巡る買収合戦です。LINEヤフーが最大1株3500円と、欧州ファンドEQTの3000円を17パーセント上回る法的拘束力のある提案を出し、カカクコムは今日、EQTに価格引き上げの協議を要請しました。株価は上値の提案水準に収斂しやすく、EQTが対抗値上げに動くかが目先の焦点です。こうした競り合いが常態化すれば、日本のM&A全体で買収価格の相場が切り上がり、割安に放置された銘柄の再評価にもつながります。
フレン:円安、金利、AI、買収と盛りだくさんでしたね。明日は米雇用統計にも注目です。
リゼ:気になった記事は、ダッシュボードから深掘りをご指定ください。今夜もリゼがお届けしました。おやすみなさい。
コピーしました