★本日の注目 — 長期金利2.830%に上昇、一時30年ぶり高水準 財政リスク意識/エヌビディアCEO、次世代AIサーバー「フル生産」/データセンター急増で電力需要が急拡大へ 原発再稼働と次世代炉開発は。
ZAI・テクノロジー1
0706-N03ダイヤモンド7/4★8
現行ブラックウェルの出荷拡大に続き、次世代「ベラ・ルービン」量産へエヌビディアがTSMC・SKに増産を要請、供給網が巨大化する一方で供給不足懸念は残る。
▶ 先読み増産要請はHBM・CoWoS・電力の逼迫を長期化させる。関連製造装置・素材・電力インフラへの需要波及が次の投資テーマになる。
Zエネルギー・資源1+選外1
0706-N04東洋経済★7
AI・データセンターの急増で電力需要が急拡大する見通しで、原発再稼働や次世代炉開発、政府の建て替え目標(40年代に最大5基)が焦点となる。
▶ 先読み電力は AI 相場の隠れたボトルネック。再稼働・送電網・蓄電池への投資が次の成長分野となり、電力・重電・パワエレ関連が中期の受益候補。
選外(このテーマの参考記事)
Zマクロ経済1+選外1
0706-N06日経7/6★10
6日の債券市場で新発10年物国債利回りが一時2.830%へ上昇し1996年10月以来約30年ぶりの高水準に、高市政権の積極財政による財政悪化リスクが意識され債券売りが優勢。
▶ 先読み金利上昇は銀行に追い風・不動産や高PER株に逆風。財政と日銀利上げの綱引き次第で3%が視野に入り、株式のセクター選別が一段と重要になる。
選外(このテーマの参考記事)
🎙️ 夜のポッドキャスト原稿(3記事)
リゼ:こんばんは。7月6日月曜日、本日夜の投資情報をお届けします。
フレン:こんばんは、リゼさん。今日はどんな一日でしたか。
リゼ:一言で言えば「金利が主役の一日」でした。まずそこから話しますね。きょうの債券市場で、新発10年物国債の利回りが一時2.83%まで上昇して、1996年10月以来、およそ30年ぶりの高い水準をつけました。
フレン:30年ぶり、ですか。かなりの節目ですね。
リゼ:ええ。背景にあるのは高市政権の積極財政です。財政が悪化するのではという懸念から国債が売られ、金利が跳ね上がった。市場では「骨太ショック」という言葉まで出ていて、長期金利は3%も視野に入ってきました。今の相場は、政策が発表されるたびに債券と為替が敏感に反応する「金利ある政治」の時代に入ったと言えます。ここで大事なのは、次に何が起こるかです。金利上昇は銀行にとっては追い風ですが、不動産や、これまで買われてきた高PERのグロース株には逆風になります。海外勢の日本国債売りが続けば、円安と金利上昇が互いを呼ぶ悪循環にも警戒が要ります。財政拡張と日銀の利上げの綱引き次第で、株式の中でも銘柄の選別がいっそう重要になる局面です。
フレン:海外の金利はどうなっていますか。
リゼ:アメリカも利下げ観測が後退しています。ウォーシュFRB議長が「インフレはなお高い」と発言して、金利先物は今後1年で1.5回の利上げを織り込み始めました。ほんの数年前までの利下げ一色から一変です。ドル高に振れやすく、日米金利差を通じて円相場を揺らします。円安がぶり返せば、輸入インフレと国内金利上昇の悪循環に警戒が必要で、為替介入や日銀の追加利上げ観測が次の相場の起点になります。
フレン:株のほうの主役、半導体はどうでしたか。
リゼ:ここも変化の兆しがあります。相場を引っ張ってきた半導体が先週は失速して、指標のSMHは2週連続で下げ、3.2%安となりました。資金は「AIの次の勝者は誰か」と、周辺の銘柄へ回り始めています。象徴的なのがキオクシアで、株価が急落し、7万円という心理的な防衛ラインに迫ってきました。ここを割ると投げ売りが加速しかねません。メモリ市況はAI投資が本物かを測る先行指標なので、半導体全体の調整が深まるかどうかの分かれ目として見ておきたいところです。
フレン:AIの勢いそのものは続いているんですか。
リゼ:需要は依然として強いです。エヌビディアのCEOは次世代AIサーバーの「フル生産」を宣言して、TSMCや韓国のSKに増産を要請しました。ただ、それでも供給不足の懸念は消えていません。この増産要請が意味するのは、HBMや先端パッケージ、そして電力の逼迫が長期化するということ。つまり次の投資テーマは、GPU本体だけでなく、製造装置、素材、そして電力インフラへと波及していきます。
フレン:電力、という話も出ましたね。
リゼ:はい、そこは隠れた主役です。データセンターの急増で電力需要が急拡大する見通しで、日本では原発の再稼働や次世代炉、政府が掲げる2040年代に最大5基という建て替え目標が焦点になっています。しかも足元では、この夏の首都圏の電力需給が火力停止などで逼迫し、7月の予備率が2.1%まで下がるという予測も出ています。電力はAI相場のボトルネックになりやすく、送電網や蓄電池、パワーエレクトロニクスへの投資が中期の受益分野になります。短期の需給逼迫と長期の構造需要、その両面から腰を据えて追いたいテーマです。
フレン:全体を通して、投資家はどこを見ればいいでしょう。
リゼ:上期を振り返ると、米株はS&P500が9.6%高、ナスダックは12%超高と好調で、AIが牽引しました。ただ足元は半導体が一服し、小型株や裾野の銘柄へ物色が広がっています。下期は、半導体の次に誰が牽引役を引き継ぐか。そして日本では金利上昇にどのセクターが耐えられるか。この二つが投資判断の軸になります。まもなく始まる決算シーズンが、方向感を確かめる最初の試金石です。
フレン:今日も金利から半導体まで、盛りだくさんでしたね。
リゼ:気になった記事は、ダッシュボードから深掘りをご指定ください。今夜もリゼがお届けしました。また明日、お会いしましょう。おやすみなさい。
フレン:おやすみなさい。
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