★本日の注目 — 米6月CPI、前年比3.5% 予想下回る 早期利上げ観測が後退/SKハイニックス11%高/トランプ氏、ホルムズ20%。
ZAI・テクノロジー3+選外2
0715-M01CNBC7/15★8
米ハイテク株高を受け15日のアジア市場でSKハイニックスが11%急伸、キオクシアなど半導体関連が軒並み上昇した。
▶ 先読みHBM需給逼迫を織り込む動きで、次はASML決算と各社設備投資計画が上値追いの試金石になる。
0715-M02CNBC7/14★7
アップルが大規模AIモデルを端末上で動かすため、モデル圧縮技術を持つ新興企業と協議していると報じられた。
▶ 先読みオンデバイスAIが本格化すればクラウド依存が薄れ、エッジ半導体・メモリ需要の新たな軸が生まれる。
0715-M03東洋経済7/15★6
OpenAIがアップルを提訴。ジョニー・アイブ氏と開発する初のAIデバイス構想を揺るがす訴状の内容が明らかに。
▶ 先読みAIハード新市場の主導権争いが法廷に波及。人材・IPを巡る係争は各社の製品ロードマップの不確実性を高める。
選外(このテーマの参考記事)
Zエネルギー・資源2
0715-M06CNBC7/14★7
ニューヨーク州が電力逼迫を理由に、州として全米初のAIデータセンター建設制限に踏み切る。
▶ 先読み立地規制が広がれば電力インフラ・送電・自家発電関連への投資シフトが加速する。
0715-M07東洋経済7/15★6
田中伸男氏が、エネルギー危機克服へガソリン補助金を廃してEV普及に舵を切るべきだと提言。
▶ 先読み補助金の出口論はイラン情勢による原油高と相まって、日本のエネルギー政策再編の火種になる。
Z地政学・安保3+選外1
0715-M08日経7/14★8
トランプ大統領はホルムズ通航料20%案を表明1日で撤回し、湾岸諸国との貿易・投資協定に置き換えると表明した。
▶ 先読み政策の朝令暮改が続き、原油とタンカー運賃のボラティリティは高止まり。中東関連の相場は振れやすい。
0715-M09CNBC7/14★7
イランがホルムズ再封鎖を宣言する前に、米軍がイランのミサイル基地などを空爆したと報じられた。
▶ 先読み停戦のほころびが鮮明。海峡封鎖が現実化すれば原油急騰と保険料上昇で世界のインフレ圧力に直結する。
0715-M10CNBC7/14★6
米通商当局者は、対中輸出が認められたエヌビディアH200が「ごくわずか」しか出荷されていないと述べた。
▶ 先読み実効的な対中制限が続けば、中国国産AI半導体の内製化と代替需要が一段と強まる。
選外(このテーマの参考記事)
Zマクロ経済4+選外1
0715-M12CNBC7/14★9
米6月消費者物価指数は前月比0.4%低下、前年比3.5%と市場予想を下回り、インフレ鈍化が確認された。
▶ 先読み7月利上げ観測は17%へ急低下。焦点は10月利上げの有無に移り、株・債券とも金融政策の綱引きが続く。
0715-M13CNBC7/15★8
中国の4-6月期GDPは前年比4.3%と2022年以来の低成長で市場予想を下回り、小売・投資も鈍化した。
▶ 先読み追加刺激策の思惑が高まる一方、内需の弱さは資源・素材需要の重石。日本の対中関連株にも波及する。
0715-M14CNBC7/14★7
ウォーシュFRB議長が議会証言で、AI投資ブームの効果を挙げインフレ抑制へ政策のレジーム転換を約束した。
▶ 先読みAIによる生産性向上を金融政策の前提に据える姿勢は、中立金利論争を再燃させ長期金利観に影響する。
0715-M15日経7/14★6
米CPI鈍化で利上げ観測が後退し、NY円相場は反発して1ドル=162円20〜30銭となった。
▶ 先読み日米金利差観測の巻き戻し次第で円は振れやすい。介入警戒と日銀7月会合が当面の焦点。
選外(このテーマの参考記事)
Z注目(テーマ外)3
0715-M17CNBC7/14★8
IBMが第2四半期の利益見通し未達を警告し、株価は25%急落して過去最悪を記録。時価総額約11兆円が消失した。
▶ 先読み顧客支出のAIシフトが既存ITの逆風に。レガシー勢とAIネイティブ勢の選別がさらに鮮明になる。
0715-M18CNBC7/14★6
バフェット氏が2034年までの資産寄付完了を目指し寄付を加速、年次寄付先からゲイツ財団を外した。
▶ 先読みバークシャー株の放出ペースは需給要因として意識される。後継体制と資本配分の行方も焦点。
0715-M19東洋経済7/15★6
東芝は日立前社長を取締役に迎え業績改善を進める。保有するキオクシア株の急騰で再上場も視界良好に。
▶ 先読み半導体メモリ市況の追い風が非上場化企業の再評価を促し、日本の事業再生ファンドの出口戦略にも影響。
🎙️ 昼のポッドキャスト原稿(15記事)
リゼ:こんにちは。7月15日水曜日、本日昼の投資ニュースをお届けします。解説はリゼが担当します。
うるは:こんにちは、リゼさん。本日はうるはがお相手いたします。早速ですが、今日の注目から教えてください。
リゼ:はい。まず世界が注目したのが、米国の6月消費者物価指数です。前年比3.5%と市場予想を下回り、インフレの鈍化が確認されました。これを受けて7月の利上げ観測は一気に後退し、その確率は17%程度まで下がっています。
うるは:一時は4割を超えていた利上げ観測が、それほど下がったのですね。
リゼ:ええ。ただ、これで利上げが消えたわけではありません。市場の焦点は10月に利上げがあるかどうかへと移りました。物価と金融政策の綱引きは、株にも債券にもしばらく効いてまいります。為替でも反応が出ており、ニューヨークの円相場は反発して1ドル162円台をつけました。日米金利差の見方が揺れやすい局面で、介入警戒と日銀の7月会合が当面の注目点です。
うるは:金融政策といえば、ウォーシュFRB議長の発言も話題になっているそうですね。
リゼ:はい。ウォーシュ議長は議会証言で、AI投資ブームの効果を挙げ、インフレは「過去のもの」になると述べ、政策のレジーム転換を約束しました。AIによる生産性向上を金融政策の前提に据える姿勢は、中立金利を巡る論争を再燃させ、長期金利の見方にも影響してまいります。
うるは:一方で、景気の面では中国が気がかりだと伺いました。
リゼ:そうなのです。中国の4月から6月期のGDPは前年比4.3%と、2022年以来の低成長で、予想を下回りました。小売や投資の鈍化も鮮明です。追加の刺激策への思惑が高まる一方、内需の弱さは資源や素材の需要の重石となり、日本の対中関連の銘柄にも波及しやすい点に注意が必要です。
うるは:企業の話題ではいかがでしょうか。大きく動いた銘柄があったとか。
リゼ:ええ。IBMの株価が25%も急落し、過去最悪の下落となりました。第2四半期の利益見通しが未達となる見通しで、時価総額およそ11兆円が消失しています。背景は顧客の支出がAIへ移っていることです。レガシーなIT勢と、AIを軸とする新興勢の選別が、これまで以上に鮮明になってまいります。
うるは:明暗が分かれますね。半導体の方は明るい動きだったのでしょうか。
リゼ:はい。米ハイテク株高が波及し、15日のアジア市場ではSKハイニックスが11%も急伸、キオクシアなど半導体関連が軒並み上昇しました。高帯域メモリの需給逼迫を織り込む動きです。次の試金石は、まもなくのASMLの決算と、各社の設備投資計画になります。関連して日本では、東芝が日立の前社長を取締役に迎え、保有するキオクシア株の急騰で再上場にも視界が開けてきました。
うるは:AIを巡る企業の動きも活発ですね。
リゼ:ええ。アップルは大規模なAIモデルを端末上で動かすため、モデル圧縮技術を持つ新興企業と協議していると報じられました。オンデバイスのAIが本格化すれば、クラウド依存が薄れ、エッジ半導体やメモリの新たな需要の軸が生まれます。一方で、米通商当局はエヌビディアのH200について、対中輸出は認められたものの実際の出荷は「ごくわずか」だと述べました。実効的な対中制限が続けば、中国国産のAI半導体の内製化がいっそう進むとみられます。
うるは:地政学のリスクはいかがでしょうか。中東の情勢が続いていますね。
リゼ:はい。トランプ大統領はホルムズ海峡の20%通航料案を、表明からわずか1日で撤回し、湾岸諸国との投資協定に置き換えると表明しました。加えて、封鎖再開の前に米軍がイランを空爆したと報じられています。政策の朝令暮改と軍事的な緊張が併存し、原油とタンカー運賃のボラティリティは高止まりしています。海峡封鎖が現実になれば、原油急騰を通じて世界のインフレ圧力に跳ね返る点には警戒が必要です。
うるは:エネルギー政策の動きも出てきているそうですね。
リゼ:ええ。ニューヨーク州が電力逼迫を理由に、州として全米で初めてAIデータセンターの建設規制に踏み切ります。立地規制が各地に広がれば、電力インフラや送電、自家発電への投資シフトが加速します。日本でも元IEA事務局長の田中伸男氏が、ガソリン補助金をやめてEV普及に舵を切るべきだと提言しており、原油高と補助金の出口論が政策再編の火種になりそうです。
うるは:本日も幅広い動きがありました。ありがとうございました。
リゼ:本日の詳細は、ダッシュボードに一覧でまとめております。投資判断の材料として、ぜひご覧ください。それではまた次回、リゼがお届けします。
うるは:うるはでした。良い一日をお過ごしください。
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